米空軍、ノースロップに補償と返金要求-偵察機の整備不備めぐり

  • ノースロップの整備が原因の不具合とボーナス不適格を指摘
  • 「ジョイントスターズ」の後継機選定にも影響する可能性がある

米空軍は「ジョイントスターズ」偵察機の整備をめぐり、レーダーの不具合を引き起こしたなどとして、ノースロップ・グラマンから支払いを求めている。空軍広報担当が明らかにした。

  総額1500万ドル(約16億5000万円)に満たない請求金総額は、国防総省の尺度から見れば少額だが、契約会社や契約管理会社に不具合の責任を取らせることを軍当局が公に認めることは珍しい。

  ボーイングやロッキード・マーティンとの競合になると予想されるジョイントスターズの後継機を選ぶ70億ドル規模の契約獲得をめぐり、今回の件はノースロップに不利に働く可能性がある。

  ノースロップの購買および支援プログラム管理を指揮する空軍資材コマンドの広報担当、デリック・コーフマン氏は、「補償を求める」ことを電子メールで述べた。

  ノースロップによるジョイントスターズの整備業務は、2000年9月に獲得した70億ドル規模の「総合システム支援契約」に基づくもので、基本契約期間は6年、その後16回の1年オプションが付く。

  空軍は、16年7月に基地で実施した整備中にノースロップの整備士が原因で起きたジョイントスターズのレーダーアンテナとその他電子機器の不具合に対し最大730万ドルの支払いを要求。また、監査によると、サービス契約担当者の「報酬料金プールの管理が不適切」との指摘があるため、最近のジョイントスターズの整備に対する760万ドルのボーナス料金支払いは不当だったとする昨年11月に提出された国防総省統括監察官による報告書についても調査している。

原題:Air Force Pressing Northrop Over a Damaged Radar, Extra Fees(抜粋)

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