米カード債務残高、金融危機直前に記録した過去最多を更新

米消費者クレジットカード債務残高は今年6月、2008年の金融危機直前に記録した過去最多を更新した。

  米連邦準備制度のデータによれば、カード債務残高は6月に1兆200億ドル(約113兆円)に到達した。シティグループやJPモルガン・チェースなどの銀行は、低金利が長引く中で比較的利幅が大きいことから、残高を繰り越す可能性があるカード保有者との契約で競争を繰り広げている。

  金融危機時と違って、今回はそれほど悪い結果につながらない見通しだ。08年には住宅の値下がりが世界的な金融メルトダウンへの負の連鎖を引き起こし、失業率が10%へと急上昇する中で銀行は2年間でカード債務1000億ドル強を償却した。

  投資家はカード債務残高が2月に1兆ドルを超えて以降、デフォルト(債務不履行)率が上昇するのではないかと神経質になっている。カード発行会社のキャピタル・ワン・ファイナンシャルとシンクロニー・ファイナンシャル、ディスカバー・ファイナンシャル・サービシズの3社は4-6月(第2四半期)の償却率が前四半期から上昇したと明らかにしていた。

原題:U.S. Credit-Card Debt Surpasses Record Set at Brink of Crisis(抜粋)

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