アックマン氏、ADPに新たな揺さぶり-自身含め取締役候補3人提案

  • 17日に投資家向けのウェブキャストを行うとアックマン氏
  • クーパーマン氏:アックマン氏の取り組みは「愚か」

資産家でアクティビスト(物言う株主)として知られるビル・アックマン氏は人事・給与計算などの業務代行サービスを手掛ける米オートマチック・データ・プロセシング(ADP)に対し、自身を含め3人の取締役候補を提案、新たな揺さぶりをかけた。

  ADPの株式8%程度を保有していると先週明らかにしているアックマン氏(51)のパーシング・スクエア・キャピタル・マネジメントは7日の資料で、取締役候補としてアックマン氏のほか、ベロニカ・ヘーゲン、ポール・アンルー両氏を発表した。同社はまた、17日に投資家向けのネットライブ放送(ウェブキャスト)を行い、ADPの価値を引き上げる機会を説明するとした。

  ADPは7日の発表資料で、アックマン氏が提案した3人の取締役候補の評価を年次株主総会前に行うと表明した。

  アックマン氏の改革要求は既に一部から反発を買っており、米ヘッジファンド運用会社オメガ・アドバイザーズの創業者レオン・クーパーマン氏はアックマン氏の取り組みは「愚か」だと指摘した。

  元ADP取締役であるクーパーマン氏はCNBCとのインタビューで、「私はたまたまこの件については詳しいが、アックマン氏は全く間違っている」と発言。ADPは素晴らしい業績を挙げているとして、ADPのカルロス・ロドリゲス最高経営責任者(CEO)を称賛した。

  アックマン氏はADPの経営には改善の余地があるとし、自身が選んだ候補が取締役に就任すれば成長加速や利益率改善、コスト削減に寄与し、競争力は高まるだろうと主張している。

  ADPは先週のアックマン氏との交渉後、パーシングの要求に抵抗してきた。ADPによれば、アックマン氏は当初、10人いる取締役の半数を同氏が確保することと、取締役候補締め切り日である8月10日の延長を求めていた。またロドリゲスCEOを外部の人材と交代させる可能性についても話していたという。

原題:Bill Ackman Nominates Himself, 2 Others for ADP Board (1)(抜粋)

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