ドル上昇、新興国市場では通貨より株式の痛手大きい可能性

  • ドル高は通常、新興国通貨により大きな打撃に
  • ドルの上昇が長期化すれば株式が最も危険にさらされる恐れ

ドル高は最近、新興国の通貨よりも株式にとって大きな悩みの種になったようだ。

  新興国株の指標のMSCI新興市場指数は今年24%上昇し、年率では2009年以来最大の値上がり。一方、ドルは約8.5%下落している。

  以下のチャートは、2つの資産に密接な関係を示しており、30日ローリング相関はマイナス約0.4。

  一方、ドルと新興国通貨の関係は一般的見方に一致していない。30日ローリング相関では、MSCIの新興国通貨指数がドル指数にほとんど相関がないことが示されており、マイナス0.8だった1年前とは対照的だ。

  過去1年半の間にドルと新興国通貨の相関がほとんど存在しなくなったのは2、3回しかない。こうした状況になると相関関係は、ドル高が新興国通貨全般と株式を圧迫するという通常のパターンに戻る傾向がある。

  備考:ジョージ・レイ氏はブルームバーグ向けに執筆する為替ストラテジスト。同氏の見解は個人的なもので、投資助言を意図したものではありません。

原題:Stronger Dollar May Hurt Developing Stocks More Than Currencies(抜粋)

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