米短期国債利回り、市場の不安示す-債務上限引き上げで期限設定受け

  • 10月5日償還債利回りは1.078%、11月2日償還債の1.05%を上回る
  • 米財務長官は議会に9月29日までの行動を呼び掛け

トランプ米政権は付帯条件を付けない形の債務上限引き上げを議会に呼び掛けているが、米短期国債のイールドカーブはそれを反映したものになっていない。

  法定債務上限引き上げに向けた進展が乏しい中、10月5日償還の国債利回りは1.078%と11月2日償還債の1.05%を上回っている。テクニカルデフォルトにさらされかねない証券の保有を避けるため、償還期限が10月より後の債券が買われている。

  ムニューシン米財務長官は7月28日付で米議会に書簡を送り、9月29日までに議会が行動することが「極めて重要」との認識を示した。債務上限を巡る警告で具体的な期日を挙げたのはこれが初めて。

  一方、米下院はすでに休会に入り、上院はこの1週間で債務引き上げ問題に取り組む公算は小さく、神経質な展開が続く可能性がある。議会が再開する9月5日からだと同問題の解決に向けて残された会期は12日程度となる。

  財務長官が引き上げ期限を9月29日に設定したことで、10月の早い時期に償還を迎える米国債でいずれもヘッドラインリスクが高まることになると、ライトソンICAPのチーフエコノミスト、ルー・クランドール氏は7日のリポートに記した。

原題:Treasury Bill Curve Shows ‘Red-Letter’ Date Causing Anxiety(抜粋)

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