次期米反トラスト局長の承認採決にウォーレン議員が待った-関係者

  • メイカン・デルラヒム氏の指名承認採決は少なくとも9月まで延期
  • AT&Tのタイム・ワーナー買収巡る初期協議はデルラヒム氏抜きへ

米民主党のウォーレン上院議員は、トランプ大統領が次期司法次官補(反トラスト局長)に指名したメイカン・デルラヒム氏の承認に待ったを掛け、上院本会議での指名承認の採決を少なくとも夏季休会明けの9月まで先送りさせた。事情に詳しい関係者2人が明らかにした。

  司法省の弁護士らがAT&Tによる854億ドル(約9兆4500億円)規模のタイム・ワーナー買収に関する調査をまとめ、当局の承認を得るための条件を巡る会社側代表との初期の協議を開始するのに当たり、デルラヒム氏は引き続き蚊帳の外に置かれる。CNNやHBOを傘下に置くタイム・ワーナーをAT&Tが買収すればメディア業界の勢力図を塗り替えることになり、トランプ氏も批判してきた。

  トランプ氏は大統領選中からタイム・ワーナー買収を非難し、「少数の手に支配力が集中し過ぎる」と指摘していたが、今年1月には口調を和らげ、政府はまだ詳細を見極める必要があると述べていた。

  ウォーレン議員は一部市場における集中に懸念を示し、経済の不均衡緩和に向け強力な反トラスト法執行の必要性を指摘していた。同議員は医療保険会社アンセムの元ロビイストであるデルラヒム氏の指名について4月3日に自身のフェイスブックのページで、トランプ政権が「米国民よりも巨大企業の利益を優先する」兆候だと指摘していた。

  関係者2人は匿名を条件に話した。ウォーレン議員の報道官とデルラヒム氏はコメントを控えた。

原題:Trump’s Pick for Antitrust Chief Is Said to Be Blocked by Warren(抜粋)

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE