8月4日の海外株式・債券・為替・商品市場

欧米市場の株式、債券、為替、商品相場は 次の通り。

◎NY外為:ドル上昇、週間で4週ぶり上げ-雇用統計好感

  4日のニューヨーク外国為替市場ではドルが上昇。米雇用統計で市場予想を上回る雇用増や賃金の伸びが示されたことが手掛かりとなった。週間ベースでは7月初旬以来の上げとなった。

  ニューヨーク時間午後5時現在、ドルは対円で0.6%高の1ドル=110円69銭。対ユーロでは0.8%高の1ユーロ=1.1773ドル。主要10通貨に対するドルの動きを示すブルームバーグ・ドル・スポット指数は0.6%上昇。ロンドンとニューヨークのトレーダーによれば、ドルは雇用統計発表の直後に上昇した後、ショートポジションの手じまいで新たなドル買いの波が起き、さらに上昇した。

  コーン国家経済会議(NEC)委員長はブルームバーグテレビジョンとのインタビューで、税制改革は年末までに成し遂げられる自信があると述べたことも、ドルの強材料となった。

  7月の非農業部門雇用者数(事業所調査、季節調整済み)は前月比20万9000人増加。ブルームバーグがまとめたエコノミスト予想の中央値は18万人増だった。平均時給は前年同月比で2.5%増と、予想の2.4%を上回った。

  ファラデー・リサーチのシニア市場アナリスト、マット・ウェラー氏は、雇用統計によって米金融政策当局の見通しが変わる可能性はほとんどなく、市場への長期的な影響も限定的だろうと述べた。
原題:Dollar Posts First Weekly Gain in Four as Shorts Capitulate(抜粋)

◎米国株:主要指数が上昇、雇用統計を好感-ダウ9日続伸

  4日の米株式相場は上昇。7月の米雇用統計で雇用者数の伸びが市場予想を上回ったことが好感された。主要株価指数は週間ベースでも上昇した。

  朝方発表された雇用統計では、非農業部門雇用者数(事業所調査、季節調整済み)は前月比20万9000人増加。ブルームバーグがまとめたエコノミスト予想の中央値は18万人増だった。家計調査に基づく7月の失業率は4.3%で、エコノミスト予想に一致した。

  S&P500種株価指数は前日比0.2%高の2476.83。ダウ工業株30種平均は66.71ドル(0.3%)上げて22092.81ドルと、過去最高値を更新した。ダウ平均はこれで9営業日続伸と、2月以降で最長の連続高。

  S&P500種の業種別11指数では金融が0.7%高と最大の上げ。ゴールドマン・サックスやバンク・オブ・アメリカ(BofA)などが高い。

  一方で公益は0.3%安、ヘルスケアも0.2%下げた。

  シカゴ・オプション取引所(CBOE)ボラティリティー指数(VIX)は10に低下した。

  7月の米雇用統計では、平均時給が前月比0.3%増で、市場予想に一致。前年同月比では2.5%増と、予想の2.4%を上回った。
原題:Dollar Rallies, Treasuries Falter on Strong Hiring: Markets Wrap(抜粋)
原題:U.S. Stocks End Higher After July Payrolls; Small Caps Bounce (抜粋)

◎米国債:反落、雇用が予想以上-追加利上げ巡る疑念晴れず

  4日の米国債相場は反落。7月の米雇用統計で非農業部門雇用者数と平均時給がエコノミスト予想を上回ったことが材料視された。ただ統計は、年内の追加利上げを巡る疑念を大きく変えるほど強い内容ではなかった。

  ニューヨーク時間午後5時現在、10年債利回りは前日比4ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上昇して2.26%。週間ベースでは3bpの低下となった。

  米労働省が朝方発表した7月の非農業部門雇用者数は前月比20万9000人増加。ブルームバーグがまとめたエコノミスト予想の中央値は18万人増だった。平均時給は前月比0.3%増で市場予想に一致し、前年同月比では2.5%増と、予想(2.4%増)を上回った。

  週明けの米国債入札がディーラーの注目を集める中で、期間が長い国債ほど利回り上昇幅が大きかった。財務省は来週、8日に3年債240億ドル、9日に10年債230億ドル、10日に30年債150億ドルの定例入札を予定している。

  ソシエテ・ジェネラルのトレーダー、アンソニー・クロニン氏は、雇用統計は金融当局が「利上げ計画を実際に前倒しする」ほど好調でなかったと指摘。「より差し迫った懸念事項は来週の供給だ」と話した。

  5年債と30年債の利回り差は雇用統計発表直後に99bpまで縮小したがすぐ戻し、取引終了までに102bpへと拡大した。
原題:Treasuries Fall on Strong Jobs Data, Pare Weekly Advance(抜粋)

◎NY金:続落、雇用統計が金融引き締め観測を裏付け

  4日のニューヨーク金先物は続落。ドル安を背景に金は強含んでいたが、7月の米雇用統計を受けて下げた。先物は過去4週間で最大の下げ幅となった。

  7月雇用統計の非農業部門雇用者数は市場予想を上回り、平均時給も前年比で伸びが加速。追加利上げ観測を後押しする内容だった。金は3日連続下落。週間ベースでは7月上旬以来で初の下落となった。

  RJOフューチャーズ(シカゴ)のシニア市場アナリスト、ジョン・カルーソ氏は電話でのインタビューで「これでバランスシート縮小および12月利上げの論拠が強まった」と指摘。「こうなると相場は動きにくい」と述べた。

  ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物12月限は前日比0.8%安の1オンス=1264.60ドルで終了。7月7日以来の大幅な下げ幅となった。

  銀先物も連続安。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のプラチナ先物は続伸、パラジウム先物は続落した。
原題:Gold Rally Staggers as Jobs Boon Bolsters Case for Tightening(抜粋)

◎NY原油:反発、堅調な米雇用統計で需要見通し上向く

  4日のニューヨーク原油先物市場でウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)先物は反発。供給超過が懸念される中、堅調な米雇用統計を受けて需要増加への期待が広がった。週間ベースでは下落した。

  ストラテジック・エナジー・アンド・エコノミック・リサーチ(マサチューセッツ州ウィンチェスター)のマイケル・リンチ社長は電話インタビューで、「良好な雇用統計を背景に、経済はなお好調であり、需要によって予想より速く需給がバランスを取り戻すとの見方が強まった」と述べた。

  ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物9月限は前日比55セント(1.12%)高の1バレル=49.58ドルで終了。週間では0.3%安。ロンドンICEの北海ブレント10月限は41セント上げて52.42ドル。
原題:Oil Pares Weekly Drop as U.S. Job Growth Improves Demand Outlook(抜粋)

◎欧州株:ストックス600、上昇-米雇用統計に伴うユーロ安で

  4日の欧州株式相場は上昇。7月の米雇用統計で非農業部門雇用者数が予想を上回る増加となったことを背景にユーロが下げ、株価を押し上げた。

  指標のストックス欧州600指数は前日比1%高の382.53で終了。欧州製品が割高となることから、最近のユーロ高傾向は域内の企業にとって向かい風となっていた。ロンドン時間午後4時時点のユーロは1.1752ドル前後。ブルームバーグがまとめた23人のストラテジストと資産運用担当者を対象にした7月の調査で、企業業績に影響が出始める公算が大きいと指摘された1.20ドルに依然として近い水準にある。

  ストックス600指数の業種別19指数は全て上昇。上昇率首位は食品・飲料株指数の1.7%で、最も低かったのは不動産株指数の0.4%だった。
  
  個別銘柄では、英銀ロイヤル・バンク・オブ・スコットランド・グループ(RBS)が2%値上がり。4-6月利益が予想を上回ったことが好感された。一方、スイスの再保険会社であるスイス・リーが3.1%安。価格競争の圧力が利ざやを圧迫し、同社の1-6月は減益となった。
原題:Europe Stocks Rise While Euro Drops After Brisk U.S. Jobs Growth(抜粋)

◎欧州債:ドイツ国債が下落-堅調な米雇用統計に反応

  4日の欧州債市場ではドイツ国債が下げ、利回りが上昇した。7月の米雇用統計で非農業部門雇用者数が予想を上回る増加となったほか、平均時給の伸びが堅調だったことが背景にある。

  ドイツ10年債利回りは2bp上昇の0.48%、同年限のフランス国債利回りは3bp上げ0.76%。
原題:Bunds Drop After U.S. Jobs Data; End-of-Day Curves, Spreads(抜粋)

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