PIMCOファンドに過去最高額流入、アイバシン氏への賭けは当たり

独アリアンツは3年前、運用資産が当時2兆ドル(現在の為替レートで約220兆円)に上っていたパシフィック・インベストメント・マネジメント(PIMCO)の将来を、運用者としてほぼ無名だったダン・アイバシン氏に託した。

Daniel Ivascyn

Photographer: Christopher Dilts/Bloomberg via Getty Images

  PIMCOに長らく君臨したビル・グロース共同創業者の後任選出は、安全志向のアリアンツにとって大きな賭けだった。アリアンツはそれまでも、PIMCO社内の主導権争いへの対応で批判を浴びていた。今やその賭けが成功しつつある。

  アリアンツが4日発表したところによると、PIMCOの第三者資金は4-6月(第2四半期)に過去最高となる520億ユーロ(約6兆8100億円)の純流入を記録。その資金の多くは、グループ最高投資責任者(CIO)のアイバシン氏が共同運用する新たな旗艦ファンド、「PIMCOインカム・ファンド」に向けられたものだ。

  アリアンツのディーター・ベマー最高財務責任者(CFO)は発表文で、「PIMCOは再び業績のけん引役となった」と評価した。アクティブファンドの多くの運用者が資金流出にあえぐ中、PIMCOはこれで4四半期連続の資金流入を達成。運用資産は6月末時点で1兆6100億ドルだった。

  アリアンツが発表した4-6月のPIMCOの営業利益は、前年同期比で17%増加した。一方、アリアンツ・グローバル・インベスターズ(AGI)部門は0.4%の減益だった。

原題:Allianz’s $2 Trillion Bet on Ivascyn Pays With Record Flows (1)(抜粋)

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE