「資本主義を破滅させる」パッシブ投資の危険性に警鐘-シンガー氏

  • インデックス商品は株主の価値を創造するインセンティブに欠ける
  • 「エリオット・アソシエーツ」の上期の運用成績はプラス3.5%

ヘッジファンド運営会社エリオット・マネジメントの創業者で資産家のポール・シンガー氏は、パッシブ運用投資の脅威が拡大しつつあると警告を発した。

  シンガー氏は7月27日付の4-6月(第2四半期)のレターで、「パッシブ投資には資本主義を破滅させる危険がある。初期段階では賢いアイデアだったかもしれないが、自由市場資本主義の成長創出とコンセンサス形成の見通しを破壊する要因に成り下がっている」と指摘した。今年1-6月(上期)には、5000億ドル(約55兆円)近い資金がアクティブ運用からパッシブ運用のファンドに流入した。

  シンガー氏は指標の全体的なパフォーマンスに沿ったリターンの実現を目指し、さまざまな証券に投資するパッシブ戦略について、本当の意味での「投資」を行っていないと述べ、こうした戦略を採用するファンド運営会社には経営の好転と株主価値の創造を企業に迫るインセンティブが欠けていると主張した。 

  シンガー氏のレターによれば、「エリオット・アソシエーツ・ファンド」の上期の運用成績はプラス3.5%。第2四半期のリターンはプラス0.4%にとどまった。

原題:Paul Singer Says Passive Investing Is ‘Devouring Capitalism’ (1)(抜粋)

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