米大統領と豪・メキシコ首脳との電話会談記録流出-外交の危うさ露呈

  • 米紙ワシントン・ポストが1月の会談の全発言記録を公表
  • 建設費用を払わないと公に発言しないようメキシコ大統領に訴えた

トランプ米大統領が就任後間もなく行ったメキシコのペニャニエト大統領、オーストラリアのターンブル首相との電話会談の全発言記録が3日、米紙ワシントン・ポストによって公表された。これにより、トランプ大統領が常に自分の政治的イメージを重視していることや、首脳外交の危うさが示された。

メキシコのペニャニエト大統領

Photographer: Jasper Juinen/Bloomberg

  ワシントン・ポストは発言の一部を既に報じていた。同紙はホワイトハウスのスタッフが作成した同発言録の入手方法は明らかにしなかった。

  それによると、トランプ大統領は1月のペニャニエト大統領との電話会談で国境の壁建設計画について、「われわれの議題としての重要性は最も低いが、政治的には最も重要かもしれない」と発言。またトランプ大統領はペニャニエト大統領に対し、建設費用の問題は「最終的にうまく収まる」よう折り合いをつけられるとして、公の場でメキシコは建設費用を払わないと言わないよう訴えた。

  一方、1月のターンブル首相との電話会談では、昨年、オバマ米政権(当時)と豪政府が豪州への密航者を米国に移住させることで合意した件について、トランプ大統領は密航者を受け入れたとしたら政治的に「自分は殺される」と発言。この合意は「愚か」だと指摘した。また、この日はロシアとドイツ、日本、フランスの首脳とも電話会談をしたが、ターンブル首相との会談が最も不愉快であり、プーチン大統領との会談は楽しかったと語ったという。

原題:Trump Transcripts Show Fraught Relationships With World Leaders(抜粋)

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