次期FRB議長の最有力候補コーン氏、インテリの中のブルドッグか

  • コーン氏は「攻撃的で歯に衣を着せず、どう喝もする」と関係者
  • ホワイトハウス当局者は、コーン氏がFRB議長職に関心あると話す

ゴールドマン・サックス・グループのバンカーたちは数十年にわたってウォール街とワシントンを行き来し、金融・経済の世界で最も強力な地位の多くを占めてきた。

  ゴールドマン社長を長く務め現在はトランプ政権の国家経済会議(NEC)委員長のゲーリー・コーン氏は今、連邦準備制度理事会(FRB)議長の座に手が届く位置にいる。トランプ大統領は7月25日付ウォールストリート・ジャーナルとのインタビューで、イエレン現議長の任期満了後の新議長候補に挙がっていると語り、コーン氏について真剣に考えていることを示唆した。

  イエレン議長の任期は来年2月に終了する。コーン氏は公式には議長職に意欲を示していないものの、関心はあるもようだとホワイトハウスの当局者2人が述べている。

  7月27、28両日実施のブルームバーグ調査によれば、コーン氏は今や次期FRB議長の最有力候補だ。ソシエテ・ジェネラルの米国担当シニアエコノミスト、オメイア・シャリフ氏は、「ホワイトハウスから出てくるあらゆるシグナルはコーン氏が最有力候補であることを示している」と話している。 

  コーン氏(56)がFRB議長に就任すれば、おとなしいインテリの群れを率いるブルドッグのようになるだろうと、同氏を知る人々は語る。ゴールドマンのトレーディングフロアで培われたどう猛なパーソナリティは、時間をかけじっくり考えて合意を形成するFOMCの文化に馴染まないかもしれない。

  2005年に退社するまでゴールドマンの最高技術責任者を務めたマイケル・デュブノ氏はコーン氏について、「直感的に物事を考える人だ」と言う。攻撃的で歯に衣を着せず、どう喝もするしそれを隠そうとはしない。「物事を非常に深く考えるかどうかは分からない」と同氏は述べた。

原題:Fed Front-Runner Cohn Could Be Trump’s Bulldog in Egghead World(抜粋)

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