クレディ・アグリコル:トレーディング増収-仏銀勢の強さ浮き彫り

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フランスの銀行クレディ・アグリコルの4-6月(第2四半期)利益はアナリスト予想を上回った。トレーディングの増収が寄与した。

  3日の決算発表によると、純利益は13億5000万ユーロ(約1770億円)に増加。ブルームバーグがまとめたアナリスト4人の予想平均は10億2000万ユーロだった。トレーディングを手掛ける資本市場部門の収入は前年同期から10%増えた。

  BNPパリバとナティクシスに続いて好調なトレーディング結果を発表し、米国や他の欧州勢に比べた仏銀の強さが浮き彫りになった。

  クレディ・アグリコルは国内同業のBNPパリバやソシエテ・ジェネラルと異なり株式デリバティブ(金融派生商品)事業からは撤退しているものの、債券トレーディング・セールスの好調が業績に寄与した。

  同行は発表資料で「様子見の市場で顧客フローは低調だったほかボラティリティーも低かったが、金利と通貨、クレジット事業の収入は良い水準となった」とコメントした。

  第2四半期の利益には、フランスのプライベートエクイティ(PE、未公開株)投資会社ユーラゼオの少数持ち分の売却益1億700万ユーロが含まれる。一時項目を除いたベースの第2四半期利益は前年同期比43%増だった。

  トレーディングを含む「大規模顧客」部門の基調的純利益は23%増。ジェローム・グリベ最高財務責任者(CFO)は記者団との電話会議で「部門の大半の分野で好調だった」と述べた。

  時価総額で欧州最大の資産運用会社であるアムンディを含む貯蓄部門は12%増益だった。アムンディは7月上旬にイタリアのウニクレディトからのパイオニア・インベストメンツ買収を完了した。クレディ・アグリコルはアムンディの過半数株を持つ。

原題:Credit Agricole Becomes Third French Bank With Standout Trading(抜粋)

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