株式市場上回る運用成績挙げるには「群れる投資」の回避を-研究

米国のファンドマネジャーは「無視」されたも同然の米銘柄に株式投資を集中させれば比較的大きなリターンが得られる。「ザ・ジャーナル・オブ・ポートフォリオ・マネジメント」最新版が研究調査結果を掲載した。

  カナダのウィンザー大学の学者らがまとめたこの結果によると、市場で最も投資が集中していない米銘柄をロング(買い持ち)とし、最も集中する銘柄をショート(売り持ち)とするポートフォリオを1981年から2012年まで運用していた場合、年間リターンがプラス19%弱だった。同期間のS&P500種株価指数運用ではプラス10%前後。

  調査では、アクティブ型の投資信託が運用する株式銘柄それぞれについて、売買高に対する集中度合いを比較。売買高が低調の銘柄で投信による保有割合が高ければ、その銘柄の投資集中度は高い結果となる。

  最も投資が集中する銘柄は時価総額が比較的小さいバリュー株の傾向があり、投資が集中しないのは比較的大型のグロース株。後者はカバーするアナリストが少なめでアクティブ投資のファンド運用者による保有も比較的少なかった。「これら銘柄に関する情報は限られ、投信があまり関心を払っていないことが示唆される」と研究者らは記した。

原題:Avoiding the Crowd Is a Good Bet for Beating the Stock Market(抜粋)

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