フォルクスワーゲン(VW)とダイムラーBMWのドイツ自動車メーカー3社は国内500万台余りの販売済みディーゼル車の改修で合意した。VWの排ガス不正で消費者の支持を失ったディーゼル技術の人気復活と、都市部での走行禁止を回避するのが目的。

  自動車産業界の経営トップと政府閣僚、州政府幹部らは2日にベルリンで緊急会合を開催。この席で合意したリコール(無料の回収・修理)の費用は約5億ユーロ(約650億円)となる見通し。改修はソフトウエアの更新にとどめ、巨額の費用が必要なハードウエア改修は行わない。既に対象車の約半数はVWの排ガス不正への対応の一環で改修を終えている。合意には比較的古い車の買い替え奨励も盛り込まれた。

  500万台のメーカーごとの内訳はVWが380万台、ダイムラーが90万台、BMWが30万台。

  ドイツ自動車工業会(VDA)の発表文によれば、この修正で大気汚染の原因となる窒素酸化物排出量を平均25ー30%削減することを目指す。

  VDAは発表文で「自動車産業は多大な信頼を失ったことを認識している」とし、「信頼回復に取り組む必要があり、実行する。これは業界の核心的な懸念であり、われわれ自身ならびに顧客、従業員、ドイツの利益にかなう」と説明した。

  会合に出席した業界幹部らは、ソフトウエア更新でパフォーマンスや燃費、車体の寿命が悪化することはないと説明した。

原題:VW, Daimler, BMW to Upgrade 5 Million Diesels in Rescue Pact (1)(抜粋)

最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中 LEARN MORE