「人民銀お母さん」、流動性引き締め-専門家も予想外の月初の逼迫

中国金融市場の逼迫(ひっぱく)感が再び強まっている。中国人民銀行(中央銀行)が流動性引き締め姿勢を維持していることや、月内に期日が到来する資金が多いことへの懸念の高まりが背景にある。

  中国10年物国債の利回りはこのところ13営業日のうち2営業日を除いて上昇し、約2カ月ぶりの高水準。短期金融市場では指標の7日物レポ金利が1日、5月以来の大きさで上昇した。人民銀は3営業日続けて金融システムへの資金供給(ネットベース)を控えている。

  国泰君安証券のアナリスト、覃漢、高国華両氏は2日付リポートで、「『人民銀お母さん』が愛情を注いでくれなければ、毎日が月末だ」と指摘。「月の初めの逼迫は予想外。銀行が月初に融資を積極的に行っていることで、銀行間市場の貸し出しおよび銀行以外の金融機関に対する貸し出しが減少している可能性がある」と分析した。

  両氏によれば、リバースレポと中期貸出制度(MLF)、財政省預金で資金を供給し、月内に期日が到来する分は計1兆5600億元(約25兆7000億円)。その他に約1兆6000億元相当の譲渡性預金(CD)が満期を迎えるという。

原題:‘Mother PBOC’ Squeezes Traders Again as Money Market Tightens(抜粋)

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