米自動車業界団体、トランプ政権と加州との3者合意促す-燃費基準で

オバマ前米政権が強化した燃費基準の見直しをトランプ大統領に求めていた自動車業界団体が今度は、業界と連邦政府、カリフォルニア州の間で最終的な基準強化に向けた3者合意を目指すべきだと訴えている。国民の支持を理由に挙げている。

  米国自動車工業会(AAM)のミッチ・バインウォル会長は1日のインタビューで、3者が合意すれば、自動車メーカーが長期的にどの程度燃費効率を向上させる必要があるかについての歩み寄りにつながると指摘した。米ゼネラル・モーターズ(GM)や独フォルクスワーゲン(VW)、トヨタ自動車などが参加するAAMは、トランプ政権と国内で最も厳しい排ガス規制を持つカリフォルニア州との3者協定を呼び掛けている。

  トランプ大統領は3月、自動車業界が「破壊される」として、オバマ政権が定めた2025年までの温室効果ガス排出基準の再検討を復活させた。一方、カリフォルニア州のブラウン知事と同州大気資源局(CARB)はトランプ大統領が推進する環境規制緩和を阻止する防波堤であり続けると明言している。

  これに対して自動車業界は、規制の調和や合理性を高めるチャンスがあるなどとして、3者合意を望んでいるとバインウォルAAM会長は指摘。25年までのルールにカリフォルニア州が柔軟である前向き姿勢を示していることで、その後の基準に関する業界との合意につながる可能性があるとの見方も示した。

  AAMの委託でモーニング・コンサルトが先月実施した調査では、消費者の3分の2近くが政府の基準強化を支持。同調査によると、民主党を支持する回答者の69%、共和党支持派の63%が強化に賛成している。

原題:Carmakers Say Trump Should Want Deal to Boost U.S. Fuel Economy(抜粋)

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