好決算のソニー株が下落、センサー不透明さ指摘-目標株価上げも

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好決算を発表したソニー株が2日、続落した。4-6月期の連結営業利益は半導体事業の好調で10年ぶりに過去最高を更新したものの、成長をけん引してきたイメージセンサーの先行き不透明感などが嫌気された。

  終値は前日比0.9%安の4417円。売買代金は約620億円と東証1部で任天堂、ソフトバンクグループに次ぎ3位に膨らんだ。朝方は一時2.8%安まで下げたが、その後は1.6%上げるなど、もみ合う場面もあった。

  ソニーの決算は半導体事業のイメージセンサーの好調などから営業利益が前年同期比2.8倍の1576億円に拡大したが、ドイツ証券の田口洋リサーチアナリストらは2日付リポートで、イメージセンサーの通期売上高見通しが6800億円から6600億円に下方修正された点を指摘。「短期的にはイメージセンサーなどの不透明さを織り込み、株価が調整する可能性がある」と記していた。

  もっとも、同証はソニーについて、ゲーム、イメージング、半導体など技術優位性のある分野があるため、中長期的な利益成長は続くとみている。別のアナリストからも業績の上振れ予想や目標株価を上方修正する動きが目立った。

  ソニーは今期の営業利益予想5000億円を据え置いたが、野村証券の岡崎優アナリストは「保守的な印象」として予想を従来の5400億円から5800億円に上方修正。ジェフリーズ証券のアツール・ゴヤール氏らは目標株価を5417円から5970円に、ゴールドマン・サックス証券の杉山賢アナリストらも5400円から5500円に引き上げた。

(株価動向などを反映して構成や表現を見直しました.)
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