米国株:上昇、ダウ平均は過去最高値を更新-2万2000ドルに接近
Samuel Potter、Jeremy Herron
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1日の米株式相場は上昇。ダウ工業株30種平均は過去最高値を更新し、節目の2万2000ドルに近づいた。市場の関心は企業決算に向かっている。
経済指標が世界経済の成長シナリオを裏付け、企業決算が多くのケースで予想を上回っているため、株価を世界中で最高値圏に押し上げた強気相場は続くとの安心感が広がった。ただ、バリュエーション(株価評価)が平均を大きく上回っているほか、金融政策がタカ派に転じるとみられていることや米政権を巡る混乱から、市場には不透明感も根強い。
S&P500種株価指数は前日比0.2%上げて2476.35で終了。ダウ工業株30種平均は72.80ドル(0.3%)高の21963.92ドルで終えた。
S&P500種のセクター別では通信サービスや公益事業、不動産が高い。金融は0.8%上昇。一方、ヘルスケアと工業株は下げた。
7月の米自動車販売は年換算1673万台と、前年同月の1781万台から減少した。
米個人消費支出(PCE)は6月に勢いが失速した。配当支払いの減少を背景に個人所得も低迷した。第3四半期のスタート地点が低くなり、今期の成長率を抑制する可能性がある。
原題:U.S. Stocks Close in on Records, Treasuries Rise: Markets Wrap(抜粋)
U.S. Equities Gain as Dow Sets Record; Financial Stocks Advance(抜粋)
(第4段落以降を追加し、更新します.)
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