グリーンスパン氏が警告-株価ではなく債券バブルの破裂に用心を

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  • 実質長期金利はあまりにも低過ぎて持続不可能-インタビューで指摘
  • 真の問題は債券市場のバブルが崩壊した時に、長期金利が上昇する点

アラン・グリーンスパン元米連邦準備制度理事会(FRB)議長は、株式市場の行き過ぎを探し回る株式弱気派に対し、債券相場について心配した方がよいと警告した。実際にバブルが発生しているのは債券市場であり、それが破裂した場合には誰にとっても悪い事態をもたらすという。

グリーンスパン元FRB議長

Photographer: Andrew Harrer/Bloomberg

  グリーンスパン氏はインタビューで、「どのような基準から見ても、実質長期金利はあまりにも低過ぎるため、持続不可能だ」と指摘。「こうした金利が上昇する場合、かなり急速に上昇する公算が大きい。われわれが経験しているのは株価ではなく債券相場のバブルであり、それは市場に織り込まれていない」と語った。

  その上で、「真の問題は債券市場のバブルが崩壊した時に、長期金利が上昇する点だ。われわれは1970年代以降目にしたことのないスタグフレーションへと、違った経済局面に移行しつつあり、それは資産価格にとって良くないものだ」とグリーンスパン氏は論じた。

  グリーンスパン氏によれば、実質金利が上昇すれば、米株価を割安と捉える残り少ないバリュエーション手法の一つが試されることになり、特に株式は債券とともに打撃を受けることになる。同氏の見解を支える理論は「FEDモデル」として知られる。広く受け入れられているわけでは決してないが、債券相場が株価よりも急速に上昇している限り、投資家はより割安な資産を保持し続けるのが妥当とされる。

  このモデルに従えば、米株価は現時点で債券相場と比較して最も魅力的な水準の一つにある。グリーンスパン氏が例示する米インフレ連動国債(TIPS)10年物利回り(現在0.47%前後)を用いると、S&P500種株価指数の益回り(4.7%前後)との差は20年平均を21%上回っている。これは過去最高値水準にある主要な株価指数や、金融危機以降で最高近辺にある株価収益率(PER)を正当化している。

  グリーンスパン氏の論理では、金利が急上昇し始めれば、投資家は急速に株式を手放すべきだということを意味する。ゴールドマン・サックスのデービッド・コスティン氏は、S&P500種の年末時点の推計を引き上げているウォール街の動きに加わらない理由の一つにインフレ高進の脅威を挙げている。

原題:No Bubble in Stocks But Look Out When Bonds Pop, Greenspan Says(抜粋)

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