邦銀3メガ本業で明暗、みずほFGのみ低迷-4~6月は計28%増益

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  • MUFG53%増、三井住友F31%増、みずほFG11%減
  • 通期の純利益目標・予想は据え置き、進捗率は22~38%

三菱UFJフィナンシャル・グループ(MUFG)など邦銀3メガの4ー6月(第1四半期)決算が出そろい、純利益合計は前年同期比28%増の6488億円となった。日銀によるマイナス金利政策の影響で貸し出し収益が低迷したが、金融商品販売などの手数料収益や市場関連収益が下支えした。今回の決算は、本業が不振だったみずほフィナンシャルグループのみが減益となった。

  MUFGが1日開示した連結純利益は、前年同期比53%増の2890億円だった。7月31日に公表済みの三井住友フィナンシャルグループは同31%増の2415億円と増益を確保したが、みずほFGは同11%減の1183億円と振るわなかった。本業のもうけを示す業務純益はMUFGと三井住友Fが増加した半面、みずほFGは59%減と落ち込んだ。

  第1四半期の連結粗利益は合計で3.6%減の2兆1818億円。資金利益は利ざや縮小を受けてMUFGとみずほFGは減少したが、三井住友Fは投資信託の売却益が寄与して増加した。役務取引等利益は金融商品販売が好調だった三井住友Fが8.3%増の一方、MUFGはほぼ横ばい、みずほFGは12%の減収となった。株式等関係損益は政策保有株の売却進捗により合計1156億円の利益だった。

  通期の純利益目標・予想はMUFGが9500億円、三井住友Fが6300億円、みずほFGが5500億円と3グループとも据え置いた。これに対する4-6月期までの進捗率はそれぞれ30%、38%、22%となった。

  野村証券の高宮健アナリストは31日付のリポートで、みずほFGについて「本業収益が同業他社比でも弱い着地となった」と指摘。業務純益の減少は前期好調だった市場部門収益と大口の役務利益の剥落が要因と分析。今後については「厳しい環境下で、特にみずほ銀行を中心に非金利収益をどう確保、改善していくのかに期待したい」としている。

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