米ケーブルネットワーク会社ディスカバリー・コミュニケーションズは、ケーブルTV局運営を手掛けるスクリップス・ネットワークス・インタラクティブを119億ドル(約1兆3100億円)で買収することで合意した。ドキュメンタリーやリアリティ番組の制作に特化する2大ケーブル番組供給事業者が統合する。

  アニマル・プラネットなどを持つディスカバリーと、住宅・庭のHGTVほかのチャンネルを抱えるスクリップスは、統合でテレビ業界の急速な変化により良く適応する狙い。

  7月31日付の発表文によると、資産家ジョン・マローン氏の主要投資先の一つであるディスカバリーは、スクリップスに1株当たり約90ドルを支払うほか、27億ドルの長期負債も引き継ぐ。株式に支払う額と債務の肩代わりを合わせた取引総額は146億ドルとなる。この額は、両社が統合協議に入っていると報道される直前の7月18日のスクリップス終値(67.02ドル)に約34%上乗せした水準。

  スクリップスを巡っては、米メディア企業のバイアコムも買収を目指していた。だがディスカバリーの提示額に太刀打ちできず買収を断念したと、事情を知る複数の関係者らが先週述べていた。

  今回の合意の一環として、スクリップスのケネス・ロウ最高経営責任者(CEO)がディスカバリーの取締役会に加わる。

原題:Discovery Buys Scripps for $11.9 Billion, Creating Cable Giant (1)(抜粋)

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