時価総額で中国最大の不動産開発会社、中国恒大集団(チャイナ・エバーグランデ・グループ)の株式を華人置業集団(チャイニーズ・エステーツ・ホールディングス)が大きく買い入れていることが7月になって明らかになった。劉鑾雄(ジョゼフ・ラウ)氏率いる華人置業は恒大株の巨額取引でプラス92%のリターンを得た。

  香港に本社を置く華人置業は4月以降の恒大株買い入れに伴い、持ち分が5%を超えたと発表。香港取引所への届け出に基づきブルームバーグが計算したところでは、この取引の含み益は27日時点で約9億6200万ドル(約1060億円)に上る。

  恒大株は27日までに年初来で400%近く上昇。4月以降でも230%を超える上昇率となっており、同社の債務水準を材料に空売りしていた投資家は痛手を負った。

  IHSマークイットのデータによると、5月時点で浮動株の21%相当だった恒大株のショートは15%に減少。自社株買いや債務圧縮努力、予想を上回る利益見通しが同社株の押し上げ要因となり、業界再編に伴い大手不動産開発会社の見通しに熱い期待が広がっている。

原題:Tycoon Lau’s $1 Billion Bet on Evergrande Reaps Swift 92% Gain(抜粋)

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