米上院は28日未明の本会議採決で、共和党のマコネル上院院内総務が提出した医療保険制度改革法(オバマケア)一部撤廃法案を否決した。マケイン議員が他の2人の共和党議員とともに反対票を投じ、数カ月にわたる同党の取り組みは無に帰すことになった。

  マコネル院内総務は採決後に「今回、結果としてわれわれの努力が十分でなかったことは遺憾だ。失望の瞬間以外の何物でもない」と語った。法案を撤回した上で、「次へ進むべき時だ」と付け加えた。

  上院ではオバマケア撤廃法案を巡り数週間にわたる駆け引きが行われてきたが、今週初めにがん治療から復帰したマケイン議員が反対に回った。いわゆる「スキニー」撤廃法案は賛成49、反対51で否決。可決に必要な50票に1票届かなかった。

  共和党の次の一手については現時点で明らかでない。民主党はオバマケアの修正について超党派の議論を呼び掛けた。民主党のシューマー上院院内総務は採決後に「大喜びしているわけではない。ほっとしているのだ」と述べ、「新しいページをめくり米国のヘルスケアシステムをより良いものにするため協力しよう」と呼び掛けた。

  トランプ大統領は否決を受け、「共和党議員3人と民主党議員48人が米国民を落胆させた」とツイート。「私が最初から話してきたように、オバマケアを崩壊させ、それから取引しよう。注目を!」と訴えた。

原題:Obamacare Repeal Collapses as Senate GOP Blocks Health Bill(抜粋)

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