積極的な買収を行っている中国の複合企業、海航集団(HNAグループ)を誰が統制しているのか。その謎の解明に米ニューヨーク州のシュナイダーマン司法長官が加わった。海航集団は各国で銀行やホテルなどに出資し、ホワイトハウスのスカラムッチ広報部長のヘッジファンド会社も取得しようとしている。

  同長官は海航集団の大株主の一つでニューヨーク市マンハッタンに拠点を置く慈善団体について、さらなる情報を求める書簡を27日に送付した。海航集団は今週、この「Hainan Cihang Charity Foundation(ハイナン・ツーハン・チャリティー・ファウンデーション)」と中国にある別の慈善団体が合わせて同社株式を約52%保有していることを明らかにした。

  シュナイダーマン長官はハイナン・ツーハンが法律で義務付けられている慈善団体としての州当局への登録をしていないと指摘。20日以内に登録するか、できない場合はその理由を説明するよう求めた。州内の非営利団体を監督する司法当局は、担当者名や関係組織の名称などの詳細を把握しようとしている。

  海航集団とハイナン・ツーハンの代理人を務めるニューヨークの弁護士アレン・ウー氏は、シュナイダーマン長官からの書簡はまだ受け取っていないとした上で、不適切なものは一切ないと主張。非営利組織の連邦税免税を規定した米内国歳入法第501条C項3号の適用を待っている状況であり、それまで慈善団体としての登録ができないと説明した。

  海航集団の開示情報によれば、ニューヨークに拠点を置くハイナン・ツーハンが海航集団株の29.5%を保有し、中国に拠点のある「海南省慈航公益基金会」が22.75%持っている。

原題:HNA’s NYC Charity Owner Told by A.G. to Register With State (1)(抜粋)

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