米共和党の複数の有力議員は27日夜(日本時間午前)、マコネル上院院内総務がこの日公表した医療保険制度改革法(オバマケア)一部撤廃法案に賛成票を投じる用意があることを明らかにした。ライアン下院議長との個人的な電話会談で、同案が上院で可決された場合、下院はそのままの形で通過させず、両院協議会で調整するとの言質を得て、支持する意向を固めた。

  マコネル氏がついに明らかにした、いわゆる「スキニー」撤廃法案では廃止対象を絞った。個人の保険加入義務の撤廃や、雇用主による従業員への保険提供義務の時限的な免除を盛り込んだほか、医療機器メーカーへの課税猶予を2020年まで延長し、医療貯蓄口座(HSA)への個人の拠出上限を引き上げる。

  共和党のリンゼー・グラム、ロン・ジョンソン両上院議員は27日、ライアン氏との電話会議で同法案を両院協議会に持ち込むとの言質を得た後、同案への支持を表明した。これにより、共和党がオバマケア撤廃・代替の取り組みを継続する道が開ける可能性があるが、可決に必要な50票を確保できるかどうかは不透明だ。

  両院協議会に前向きだとのライアン議長の声明では納得できないと述べていたジョン・マケイン上院議員は、ライアン氏と実際に電話した後、支持するかどうかは言えないが、地元の州知事と話すつもりだと語った。

  ライアン議長の声明に先立ち、マケイン、ジョンソン氏を含む5人の共和党議員は記者会見で、下院がそのままの形では通過させないと保証しない限り、スキニー法案を支持しないと述べていた。

  上院は今後、夜通しで幾つもの修正案を採決する見通し。その後、28日に最終案の採決を行う可能性がある。

  ライアン議長の声明では、両院協議会で妥結に至らない場合、下院が上院案を取り上げて可決する可能性があるかどうかについての言及はない。

原題:McConnell Offers ‘Skinny’ Repeal as Ryan Seeks to Remove Hurdle(抜粋)

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