米AT&Tの起債は今年に入り最大規模となったが、利回りを追求する投資家を満足させるのに十分な大きさではなかった。

  事情を知る関係者1人によると、AT&Tは27日、225億ドル(約2兆5000億円)相当の7本立ての起債を実施。起債額に対して約3倍の応募があった。

  起債の規模は投資適格債として今年最大となっただけではなく、歴代でもベライゾン・コミュニケーションズとアンハイザー・ブッシュ(AB)インベブに続き3位となった。今回の起債はAT&Tにとって854億ドルでのタイム・ワーナー買収に必要な最後の資金調達となる可能性がある。

  別の関係者によれば、起債での年限最長は41年債で、米国債に対する利回り上乗せ幅(スプレッド)は約2.4ポイントと、当初見込まれていた2.55ポイントを下回った。米国では欧州や日本より利回りが高いため海外投資家の資金が流入しており、AT&Tもこのトレンドの恩恵を受けた。

原題:AT&T Sells Year’s Biggest Bond Deal and Market Wanted Even More(抜粋)

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