米ハーバード大学の寄付基金を4倍強に拡大した後、ヘッジファンド会社を創業したジャック・マイヤー氏が運営するヘッジファンド会社、コンベクシティ・キャピタル・マネジメントは、運用資産の減少に対応し今年、従業員を削減した。事情を知る関係者1人が明らかにした。

  コンベクシティは2016年に事務管理部門で10人を解雇した後、今年前半に情報技術職で15人を削減した。関係者が部外秘情報だとして匿名を条件に話した。同社の現在の従業員数は67人。

  ボストンに本拠を置くコンベクシティは、2017年1-6月期に10億ドル(約1100億円)以上の資金純流出に見舞われ、運用資産は30億ドル強に減少。約10年前の創業時の半分程度に落ち込んでいる。

  マイヤー氏(72)はハーバード大の基金を運用していた最後の10年のリターンが年平均でプラス16%だった。コンベクシティの運用資産は13年の早い時期に150億ドルでピークを打った後、運用成績がベンチマークを下回ったことから、それ以来80%程度減少。中央銀行が主導する低金利環境で運用難に直面しているファンドマネジャーは他にも多い。マイヤー氏はコメントを控えた。

  コンベクシティは16年に5年連続でベンチマークに対しアンダーパフォームだった。事情に詳しい複数の関係者が匿名を条件に語ったところによれば、17年前半のリターンはベンチマークを約1.8ポイント下回っており、今年もアンダーパフォームが続く恐れがある。

原題:Ex-Harvard Star Meyer Is Said to Cut Jobs as Firm Bleeds Assets(抜粋)

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