日産自動車の株価が急落し、昨年11月以来の日中下落率となった。前日の決算発表で、米国市場の競争激化を背景とした販売費用増などにより、4-6月の営業利益が大幅減益となった。

  日産自の28日の株価は一時、前日比4.7%安の1101円と、昨年11月9日以来の日中下落率となった。27日には4-6月の営業利益が前年同期比13%減の1533億円となる決算を発表し、マーケティング・販売費用増や原材料高騰などがマイナス要因となっていた。

  決算資料によると、4-6月のマーケティング・販売費用で前年同期に比べ508億円の営業減益要因となった。同期の地域別動向では、北米の売上高が伸びる一方、営業利益が大幅に減少した。欧州は減収、営業損益が赤字に転落した。

  ゴールドマン・サックスの湯澤康太アナリストは27日付のリポートで、営業減益の主な要因について北米事業の不振があると指摘。米国での4-6月の販売奨励金額は490億円で同社予想の300億円を上回ったとし、決算の結果は株価に「短期的にネガティブな反応が見込まれる」とした。

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