27日の米国株式相場は下落。午後に入りボラティリティー(変動性)がにわかに高まり、過去最高値圏で取引されてきた相場の平穏が崩れた。

  S&P500種株価指数は前日比0.1%下げて2475.42。ナスダック総合指数とナスダック100指数はいずれも0.6%下落。一方でダウ工業株30種平均は85.54ドル(0.4%)高の21796.55ドルと、最高値を更新して引けた。

  S&P500種は米東部時間午後12時30分頃までにそれまでの上げ幅を消した。急速な下落の背景には、株式市場ボラティリティーの歴史的な低さに付随するリスクを指摘したJPモルガン・チェースのクオンツ・ストラテジスト、マルコ・コラノビック氏のリポートが、トレーダーの間で回覧されたことがある。過去最低水準にあるボラティリティーは「転機が非常に近い可能性を示唆している」と、コラノビック氏は記した。

  テミス・トレーディングのマネジングディレクター兼株式トレーダー、マーク・ケプナー氏は、「この時間は通常静かな時間帯でもあるため、わずかなことで大きく相場が動くことがある」と指摘した。

  シカゴ・オプション取引所(CBOE)ボラティリティー指数(VIX)が今週初めて10を超える水準に上昇する中で、米国株の下げ幅は拡大。ただ、売り圧力は引けにかけて緩和した。

  S&P500種の業種別11指数では、情報技術が最も大きく下げた。一方、電気通信サービスは大幅高。4-6月(第2四半期)に契約者数の伸びが予想を大きく上回った携帯電話サービス大手ベライゾン・コミュニケーションズが上げを主導した。

  その他の個別銘柄ではフェイスブックが上昇し、過去最高値に達した。

原題:Stocks Slide as Volatility Spikes, Dollar Gains: Markets Wrap(抜粋)
原題:S&P 500 Hits Day’s Low; Slip Coincided With JPMorgan Quant Note(抜粋)

最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中 LEARN MORE