国内市況の過去の記事はこちらです。指標はここをクリックして下さい。

●日本株は続伸、「適温相場」継続を期待-決算評価も、任天堂が大幅高

(記事全文はこちらをクリックしてご覧下さい)

  東京株式相場は続伸。連邦公開市場委員会(FOMC)後に米国の長期金利が低下し、世界的な流動性相場が続くと期待された。精密機器や電機株など輸出セクター、電力や食料品株など内需セクターが幅広く買われ、任天堂や日本電産、HOYAなど決算評価銘柄の急伸も寄与した。

  TOPIXの終値は前日比5.96ポイント(0.4%)高の1626.84、日経平均株価は29円48銭(0.1%)高の2万0079円64銭。

  BNYメロン・アセット・マネジメント・ジャパンの王子田賢史・日本株式運用部長は、「FOMCは今までの路線から逸脱せず無風だった」とした上で、日本企業の業績は1年前に比べあまり円安にはなっていないが、「世界経済は回復していることから、外需企業は良い数字を出せている。業績が良く、支えられている部分が多分にある」と話した。

  東証1部33業種はその他製品、精密機器、電気・ガス、空運、電機、食料品、非鉄金属、輸送用機器など23業種が上昇。石油・石炭製品や海運、銀行、保険、建設など10業種は下落。売買代金上位では、ゴールドマン・サックス証券が目標株価を上げたソニーのほか、キーエンスやLINE、ダブル・スコープも高い。半面、東芝や安川電機、エムスリー、VOYAGE GROUPは安い。

  東証1部の売買高は18億3716万株、売買代金は2兆5461億円。値上がり銘柄数は991、値下がりは884だった。

●債券上昇、2年入札順調で中期ゾーン中心に買い-米金利低下も下支え

(記事全文はこちらをクリックしてご覧下さい)

  債券相場は上昇。この日に実施された2年債入札が順調な結果となったことで中期債を中心に買い安心感が広がった。米連邦公開市場委員会(FOMC)の声明で慎重な物価見通しが示されたことを受けた米長期金利の低下も、国内債相場を下支えした。

  長期国債先物市場で中心限月9月物は前日比9銭高の150円20銭で取引を開始。午後の取引開始後には150円27銭まで上昇した。その後、日本株が上げ幅を拡大する局面では150円17銭まで伸び悩む場面も見られたが、結局は10銭高の150円21銭で引けた。

  バークレイズ証券の押久保直也債券ストラテジストは、「きのうはFOMC声明を受けて米金利が低下するなど、海外金利の上昇圧力が一服して外部環境自体が変わってきている」と説明。「国内の需給に関しても今週の40年債と2年債の入札で、押し目だと思われる水準にしっかり買いがみられている」とし、「外部環境や投資家ニーズが全て金利低下方向に働く局面になってきた」とみる。

  現物債市場で長期金利の指標となる新発10年物国債の347回債利回りは、日本相互証券が公表した前日午後3時時点の参照値より0.5ベーシスポイント(bp)低い0.07%で寄り付き、午後には一時0.065%まで下げた。2年物の378回債利回りは1bp低いマイナス0.12%と、4営業日ぶりの水準まで買われた。新発5年物の132回債利回りは0.5bp低いマイナス0.065%に下げた。

  財務省が実施した2年利付国債入札の結果によると、最低落札価格が100円43銭と、市場予想100円42銭5厘を上回った。投資家需要の強弱を反映する応札倍率は5.35倍だった。前回は6.79倍。小さければ好調を示すテール(最低と平均落札価格の差)は2厘と、前回の1厘から若干拡大した。

●ドル・円下落、FOMC後の米金利低下で-ユーロや豪ドルは15年来高値

(記事全文はこちらをクリックしてご覧下さい)

  東京外国為替市場でドル・円相場は下落。前日の米連邦公開市場委員会(FOMC)結果発表後に米金利が低下し、ドルが売られた流れが継続した。一方、ユーロ・ドル相場は約2年半ぶりの高値を更新した。

  午後3時50分現在のドル・円相場は前日比0.1%安の1ドル=111円09銭。朝方に付けた111円23銭から、午後に入り3日ぶりの水準となる110円78銭まで下げた。主要10通貨に対するドルの動きを示すブルームバーグ・ドル・スポット指数は一時0.4%安の1152.96と2016年5月3日以来の水準に低下した。

  ソシエテ・ジェネラル銀行の鈴木恭輔為替資金営業部長は、「FOMCはサプライズはなかったが、なかなか利上げが見込みづらい中で、ドルロング(買い建て)解消と米債ロング構築が続いている」と分析。「FOMC後のドル売りやクロス円の利食いなどでドル・円はやや下押ししているが、基本的には28日発表の米国内総生産(GDP)を見極めたい気持ちが強いのではないか」と語った。

  ユーロ・ドル相場は同時刻現在、変わらずの1ユーロ=1.1734ドル。午後に入り一時1.1777ドルまで上昇し、15年1月15日以来のユーロ高・ドル安水準を更新した。

  オーストラリアドルが対米ドルで一時1豪ドル=0.8066米ドルと15年5月15日以来の豪ドル高・米ドル安水準を更新。中国国家統計局が6月の工業利益は前年同月比19.1%増加したと発表したことが支援材料となった。

最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中 LEARN MORE