ネスレのチョコレート菓子「キットカット」は、日本ではわさび味や抹茶味、日本酒味など多くの種類が販売されている。

  キットカットは40年以上にわたり300余りのフレーバーで展開されてきたが、最近になって日本はプリン味やジンジャー味など一風変わった種類を買うために訪れるべき目的地となっている。訪日客の間であまりにも人気が高いことから、ネスレは需要増に対応するためにキットカットの国内製造工場を26年ぶりに新設する。

「キットカット ショコラトリー」銀座本店で陳列されている様々な種類のキットカット
「キットカット ショコラトリー」銀座本店で陳列されている様々な種類のキットカット
Photographer: Tomohiro Ohsumi/Bloomberg

  そのため、日本が世界2位のキットカット消費国であると聞いても驚きではない。ネスレ日本は8月、姫路市で高級・高価格版のキットカットを製造する工場の稼働を開始する。

  バックパッカーのマット・ボルスカクさん(34)は、「ドイツにもキットカットはあるが、同じ物ではない。わさび味を数袋買ったので、友人をびっくりさせるのが待ちきれない」と話した。

  キットカットのファンに人気のある場所は東京駅につながる地下の専門店「キットカット ショコラトリー」だ。ネスレはそこで1箱1500円以上する高級感のあるフレーバーの商品を販売している。一般的なキットカット1袋の価格の10倍超に当たる1箱3500円のラズベリーやグレープフルーツなど季節のフレーバーの商品が金色の包装紙に包まれてカウンターに山積みされている。ネスレ日本は25日、「ショコラトリー」の銀座の旗艦店をリニューアルオープンした。

「キットカット ショコラトリー ガトーミニョン」の箱を包装する店員
「キットカット ショコラトリー ガトーミニョン」の箱を包装する店員
Photographer: Tomohiro Ohsumi/Bloomberg

  ネスレ日本のメディアリレーションズ室の平松拓也氏は電話インタビューで、「日本でしか手に入らない味を皆さんにエンジョイしてもらいたい。日本はキットカットの世の中でとても特別で重要だ」と述べ、現在は30フレーバーを展開していると指摘。抹茶味は訪日客と日本人のどちらにも人気が高いほか、わさび味や日本酒味、紅いも味なども訪日客がよく買って行くという。

「キットカット ショコラトリー」銀座本店での「氷点下ショコラトリー 窒素がけ」のプレゼンテーション
「キットカット ショコラトリー」銀座本店での「氷点下ショコラトリー 窒素がけ」のプレゼンテーション
Photographer: Tomohiro Ohsumi/Bloomberg

原題:Japan’s Exotic Kit Kats Entice Tourists, New Nestle Plant (1)(抜粋)

最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中 LEARN MORE