ムニューシン米財務長官は26日、議会に対し、連邦債務の法定上限引き上げを先延ばしすれば代償を支払うことになると警告し、決定の遅れは納税者の負担を増やし、投資家の不安をかき立てると述べた。

  ムニューシン長官は上院歳出小委員会で、9月まで政府が資金を賄えるとの見解をあらためて示す一方、できるだけ早期に債務上限を引き上げるよう議員に求めた。

  米政府は3月以降、現行の約20兆ドル(約2220兆円)の債務上限を上回らないよう特別な会計手法を用いている。しかし、市場の不確実性の「インプライドコスト」に加え、デフォルト(債務不履行)回避のための特別措置が一部の政府借入金の金利を押し上げていると、長官は説明した。

  同長官は、「これを行うには実質コストがかかる。また市場に不確実性をもたらすインプライドコストもある。われわれが長く待てば待つほど、不確実性は増すだろう」と述べた。

  議会予算局(CBO)は、現在の債務上限で財務省は政府資金を10月の初めから半ばまで賄えると推定している。

原題:Mnuchin Cautions Congress About Cost of U.S. Debt-Limit Impasse(抜粋)

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