世界最大の資産運用会社である米ブラックロックは、投資対象として中国の本土債券市場は無視できないと指摘した。同市場の規模は10兆ドル(約1120兆円)を突破した。

  同社のアジア・クレジット・チーム責任者ニーラジ・セト氏は26日の記者会見で「債券投資家なら中国の債券市場に注目し、アクセス方法とポジショニングを理解することが絶対的に重要だ」と語った。

  中国オンショア債券の外国人保有比率はわずか3%にすぎず、他市場と比べ著しく低い。中国当局は世界3位の規模となった債券市場を外国人投資家に開放しようと取り組んでおり、中国本土と香港の債券市場をつなぐ「債券接続」も今月から始まった。

  ただセト氏は、オンショア債券の外国人保有比率の上昇は緩やかなものになる見通しで、外国資金の流入を促すには本土債が主要な債券指数に採用される必要があるだろうとの見方も示した。同氏によれば、今後1年から1年半の間に採用が決まる公算が大きい。

  ブラックロックは中国人民元とインドネシア・ルピア、インド・ルピーをロング(買い持ち)にしているとも明らかにした。

原題:BlackRock Says ‘Absolutely Critical’ to Look at China Bonds(抜粋)

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