英銀バークレイズのジェス・ステーリー最高経営責任者(CEO)は、28日に予定する4-6月(第2四半期)決算発表で、懐疑的な声を抑え込む努力を強いられそうだ。

  多くの投資銀行が債券・株式トレーディング収入で素晴らしい数字を残した1-3月(第1四半期)の好機をバークレイズは逃し、同行の株価はその後、他の欧州の銀行を下回って推移している。ステーリーCEOは批判を一蹴するが、ウォール街のトップ集団と競争できるというCEOの確信が成果につながっていないと投資家は引き続き不安を感じている。

  ステーリー氏は、投資銀行が利益では勝るリテールやカード業務を補完すると主張し、ロンドンとニューヨークで投資銀ビジネスに力を入れる一方、他の場所では縮小。リテールやカード業務は、欧州連合(EU)離脱で英国の市場環境が厳しくなる可能性があり、消費者信用バブル発生の危険もある。

  JPモルガン・チェースのアナリストは、バークレイズの4-6月の債券・為替・商品(FICC)トレーディング収入が16%減少しただろうとみている。ブルームバーグ・インテリジェンスのジョナサン・タイス氏らは先週のリポートで、「バークレイズはなおトップ集団の投資銀行だと主張し続けているが、ゴールドマンと同じようにFICCトレーディングで1-3月(第1四半期)の成績不振を繰り返せば、その主張はさらに信頼を失うだろう。激しい競争と英国のEU離脱に伴う未知の影響が英国での利益を圧迫すると予想される」と指摘した。

 
原題:Barclays Investment Bank Under Scrutiny as Stock Lags Rivals (1)(抜粋)

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