25、26両日に開催の米連邦公開市場委員会(FOMC)で何かサプライズがあるとすれば、それはいつからバランスシート縮小に取りかかる計画かについてのニュースとなるだろう。

  米東部時間26日午後2時(日本時間27日午前3時)に声明が発表され、エコノミストは利上げはないと予想している。6月の前回FOMC以降、弱めの物価統計が続いているため、金融当局者はインフレに関する文言を変更する可能はあるが、微調整にとどまるだろう。会合後のイエレン連邦準備制度理事会(FRB)議長による記者会見は予定されていない。

  4兆5000億ドル(約503兆円)規模のバランスシートは主に米国債と住宅ローン絡みの債券で構成されるが、その縮小にいつ着手するかが不確実性の大きな要因となっている。当局者は年内のプロセス開始を見込んでおり、イエレン議長は「比較的早期」に縮小し始める可能性があるとしている。

  イエレン議長が具体的な指針を明らかにしていないことで、エコノミストは発表の機会として9月のFOMCに目を向けていることがブルームバーグの調査で示され、今回のFOMC声明のうちバランスシートに関する部分はそのようなシグナルがないか注目を集めるだろう。

  BNPパリバ・インベストメント・パートナーズのシニアエコノミスト、スティーブン・フリードマン氏(ニューヨーク在勤)は金融当局者について、「彼らは今秋にプロセスを始動させたいもようで、イエレン議長が用いた『比較的早期』といった、制約のないタイプの表現で十分だろう」と指摘。「7月の会合後に市場にプロセス開始に向けた準備をさせるだけの十分な基礎固めを彼らがしたとは思えない」と語った。

原題:Fed Balance Sheet Shifts Into Limelight Absent Rate Hike Urgency(抜粋)

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