オーストラリアの4-6月(第2四半期)の消費者物価指数(CPI)統計で、全体の上昇率は豪準備銀行(中央銀行)の目標レンジ下限を下回る水準にとどまった。原油安に圧迫されたためで、ほぼ1年にわたる政策金利据え置きがさらに続く公算が大きいことが示唆された。

  豪統計局の26日発表によれば、全体のCPIは前期比0.2%上昇。市場予想は0.4%上昇だった。前年同期比の伸び率は1.9%(予想2.2%)。豪中銀は前年比で平均2-3%のインフレ目標を掲げている。

  オーストラリア・コモンウェルス銀行証券部門のクレイグ・ジェームズ氏は、「いずれかの方向への金利変更を正当化する決定的な証拠はない」と指摘。「インフレ率は2-3%の中銀目標レンジをわずかに下回る水準で落ち着いている。目標レンジを下回る水準に急降下しているわけでも、同レンジ内に急速に戻しているわけでもない。このため豪中銀は金利据え置きが可能だ」と述べた。

  4-6月期のコアインフレを示すトリム平均は前期比0.5%上昇と、市場予想と一致。前年同期比の伸び率も市場と同じ1.8%だった。もう一つのコアインフレ指標であるCPI加重中央値は前期比0.5%上昇と予想通り。前年同期比では1.8%上昇と、予想(1.7%上昇)を上回った。

原題:Australian Inflation Misses Bottom of Central Bank’s Target(抜粋)

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