ウォール街を規制する監督当局者としてトランプ米大統領に指名された2人が、深いつながりを持ってきた金融業界との関係を一部例外を除き解消しようとしている。最近公表された書類で分かった。

  米連邦準備制度理事会(FRB)の銀行監督担当副議長に指名されたランダル・クオールズ氏は、利益相反の恐れがある投資は解消するものの、米資産運用会社TCWグループの株式は保有を続ける計画だ。倫理合意書で明らかになった。連邦倫理法に違反しない形で保有できるなら、TCWへの投資を維持するとしている。

  通貨監督庁(OCC)長官に指名されたジョゼフ・オッティング氏はCITグループの株式を売却する方針であることが、合意書からうかがえる。同氏は過去にCITバンクの最高経営責任者(CEO)を務めた。

  米政府倫理局(OGE)の書簡と一緒に公表された両氏の金融情報開示書は、クオールズ氏もオッティング氏も指名承認後に自らが規制していくことになる金融業界から多額の富を得ていた事実を示す。開示書に具体的な純資産額はなく、保有する持ち株などを幅広く記しているだけだが、最低限の資産をざっと計算しただけでも2人が数千万ドルの富を手にしていることが分かる。

ジョゼフ・オッティング氏
ジョゼフ・オッティング氏
Photographer: Patrick T. Fallon/Bloomberg

  米上院銀行委員会は27日に指名承認の公聴会を開く。
                                            

原題:Trump Wall Street Watchdogs to Shed Millions in Bank Assets (1)(抜粋)
              

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