トランプ米大統領は25日、セッションズ司法長官を再び厳しく批判した。側近の1人は、大統領が望んでいるのは恐らく司法長官が政権からいなくなることだと述べ、ロシア疑惑を捜査するモラー特別検察官の解任も大統領は最近検討したと明らかにした。

  トランプ氏はこの日の朝、「ヒラリー・クリントンの犯罪(電子メールとDNCサーバーはどうなった)と情報漏えい者に対し、セッションズ司法長官の姿勢は極めて弱かった!」とツイッターに投稿した。セッションズ氏は大統領選挙の最も早い段階からトランプ氏支持を打ち出した議員の1人だが、ロシア疑惑への捜査関与から退いたことにトランプ氏は腹を立てていると話していた。

Donald Trump and Jeff Sessions
Donald Trump and Jeff Sessions
Photographer: Shawn Thew/Pool via Bloomberg

  ホワイトハウスのスカラムッチ広報部長は同日、ヒュー・ヒューイット氏とのラジオインタビューで、セッションズ氏が政権を去ることをトランプ氏は望んでいるかと問われ、「恐らくそうだろう」と回答した。

  「個人的に司法長官を深く尊敬している。一方で、大統領のことはよく知っている。両者の緊張がここまで高まり、それが公になっているのだから、あなたの問いかけは恐らく正しいだろう」と発言。「だが司法長官は閣僚であり、この件で大統領を代弁したくはない」と続けた。

  スカラムッチ氏によれば、ロシア疑惑の捜査を主導するモラー特別検察官の解任についてもトランプ氏と議論したが、解任は勧められないと大統領に助言した。

  スカラムッチ氏は「大統領には率直なやりとりの中で、解任する理由はないだろうと言った」と述べた。

  ホワイトハウスのサンダース報道官はFOXニュースで、セッションズ氏の捜査不関与に対するトランプ氏の不満はロシア疑惑の捜査が続く限り消えない公算が大きいと指摘。同報道官は以前、トランプ氏はセッションズ氏になお全幅の信頼を置いていると述べていたが、この日は大統領として同氏解任は依然下し得る決断だと語った。

  トランプ氏はこの日、FOXニュースのショーン・ハニティ氏をタグ付けした別のツイートで、「トランプ陣営の選挙戦を妨害し、『クリントン優位へとひそかに誘導する』ウクライナの工作について、捜査を管轄する司法長官は何をしているんだ」と批判した。

原題:Trump Escalates Tension With Sessions, Weighs Firing Mueller(抜粋)

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