国内市況の過去の記事はこちらです。指標はここをクリックして下さい。

●日本株は3日続落、円高警戒の素材や輸出一角安い-売買は低調

(記事全文はこちらをクリックしてご覧下さい)

  東京株式相場は3日続落。為替のドル安・円高への警戒から化学など素材、機械や電機など輸出関連の一角が下落した。半面、銀行や証券など金融株や輸送用機器は高く、株価指数の下げは小幅にとどまった。

  TOPIXの終値は前日比4.50ポイント(0.3%)安の1617.07、日経平均株価は20円47銭(0.1%)安の1万9955円20銭。

  ドルトン・キャピタル・ジャパンの松本史雄ファンドマネジャーは「レンジ内とは言え為替が円高方向に進んでいることが日本株の動きがなくなっている背景」だとし、「今週後半から決算発表が本格化することから、投資家は現在のポジションを継続して良いのか入れ替えが必要なのかを見極めようとし、様子見になりやすい」と述べた。

  東証33業種ではパルプ・紙や空運、ゴム製品、化学、繊維、不動産、卸売など27業種が下落。石油・石炭製品や輸送用機器、非鉄金属、銀行、証券・商品先物取引など6業種は上昇。輸送用機器ついてドルトンの松本氏は、これまでの株価下落で投資家の決算期待値が低くなっていることなどを挙げた。東証1部売買代金上位では4-6月期営業利益は前年同期比1割減との報道を受けたNTTドコモ、今期の純利益計画を下方修正した昭和電工が安い。7月度の既存店売上高が9.2%増だったニトリホールディングス、アマゾンに1.7倍の運賃値上げ要請との報道が好感されたヤマトホールディングスは高い。

  東証1部の売買高は14億9756万株、売買代金は1兆8866億円。売買代金は6月26日以来1カ月ぶりの低水準。東証1部の値上がり銘柄数は593、値下がりは1297。

●超長期債が上昇、40年入札結果順調で買い安心感-中長期債は上値重い

(記事全文はこちらをクリックしてご覧下さい)

  債券市場では超長期債相場が上昇した。この日に実施された40年国債入札の結果が順調となり、買い安心感が広がった。一方、2年債入札を控えて中長期ゾーンは上値の重い展開となった。

  現物債市場で新発40年物の10回債利回りは日本相互証券が公表した前日午後3時時点の参照値より1ベーシスポイント(bp)低い1.060%。新発20年物の161回債利回りは横ばいの0.585%と、午前に付けた0.59%から水準を切り下げた。新発30年物の55回債利回りは1bp低い0.855%と4営業日ぶりの水準まで買われた。

  長期金利の指標となる新発10年物国債の347回債利回りは横ばいの0.065%で寄り付き、その後も同水準で推移した。中期債は27日に2年債入札を控えて軟調。新発2年物の378回債利回りは1bp高いマイナス0.11%、新発5年物の132回債利回りは0.5bp高いマイナス0.065%となった。

  しんきん証券債券営業部の高井行夫金融市場アナリストは、「40年債入札は、しばらくなかった1%台という絶対水準が投資家の目線に合ったとみられ、好調な結果だった」と説明。「外部環境の改善もあり心配されていたスティープニングは落ち着いてくると思われ、超長期ゾーンは需給的にしっかりしている。20年ゾーンよりも割安感のある30年超のゾーンが買われやすい」と言う。

  長期国債先物市場で中心限月9月物は、前日の日中終値から横ばいの150円25銭で取引を開始し、一時150円30銭まで上昇した。その後は上値が重く、いったんマイナスに沈む場面も見られたが、結局は1銭高の150円26銭で引けた。

  財務省が実施した40年利付国債入札の結果は、最高落札利回りが1.045%と市場予想の1.055%を下回った。投資家需要の強弱を反映する応札倍率は3.20倍と、2015年2月以来の高水準だった。

●ドル111円前後、日本株安や米金利伸び悩みで上値重い-FOMC警戒

(記事全文はこちらをクリックしてご覧下さい)

  東京外国為替市場のドル・円相場は1ドル=111円前後。米連邦公開市場委員会(FOMC)の開催を控えて警戒感がくすぶる中、ドルの上値は重い展開だった。米金利の伸び悩みや日本株の下落を背景に相場は110円台後半へ値を切り下げる場面があった。

  午後4時25分現在のドル・円は前日比0.1%安の111円ちょうど。一時は110円83銭まで値下がりした。前日の米金利上昇を受けて朝方は111円34銭までドル買いが先行。その後は伸び悩み、午後に、メルシュ欧州中央銀行(ECB)理事の発言を受けてユーロ買い・ドル売りが強まると、ドル・円は111円を割り込んだ。前日は前週末からのドル売りの流れが続き、110円62銭と6月15日以来の水準までドル売り・円買いが進行。その後、米長期金利の上昇を背景に111円台前半まで持ち直していた。

  三菱UFJ信託銀行資金為替部為替市場課の池島俊太郎課長は、FOMCについては「物価の減速は一時的とのスタンスに対して懐疑的な見方」が根強く、「ドルロングを持っている人はちょっと気持ち悪い面もあり、いったんポジションを落としておこうというのもある」と説明。この日の海外時間は110円台で方向感が出るとは思えないとしながらも、「少しダウンサイドが警戒される」と話した。

最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中 LEARN MORE