スマートフォンゲーム「ポケモンGO」は昨年秋、国際的旋風を巻き起こし、プレーヤーらはスマートフォンに映し出される小さなポケモンを捕獲しようと通りや公園をさまよった。ポケモンフィーバーが消え去り群衆がいなくなって、最も熱心なプレーヤーだけが残った。

  モバイル機器調査会社アプトピアによると、毎月約6000万人が依然としてポケモンGOで遊んでおり、このうち5人に1人が毎日ゲームアプリケーションを開いている。過去1年間のダウンロード数は7億5500万回で、昨年7月の発売以降の売上高は12億ドル(約1300億円)余りに達している。

  プレーしない人々がポケモンGOについてのニュースを読まなくなっても、シカゴのグラントパークで先週末開かれたイベントに熱心なプレーヤー数千人が集結したのは、ポケモンGOの人気が衰えていないからだ。チケットは完売。参加者らは珍しいポケモンを捕獲でき、ピカチューの衣装やマジカープのヘルメットをかぶったファンと交流する機会を約束されていた。

ポケモンGOイベント
ポケモンGOイベント
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  イベントは技術的な不具合に見舞われた。エラースクリーンが出てゲームが全くできなくなったほか、アクセスが殺到して全ての携帯電話ネットワークがダウンした。ポケモンGOを開発したナイアンティックのジョン・ハンケ最高経営責任者(CEO)がステージに上がった際にはファンからブーイングが起こった。

  午後の遅い時間帯までに、ゲームができないことが明らかになり、主催者はイベント中止を余儀なくされた。参加者らには料金が払い戻され、追加分のゲーム内通貨と珍しいポケモンが無料で配布されることになった。ナイアンティックは文書で「当社の社員全員から、きょうポケモンGOフェスティバルに来場したトレーナー全員に謝罪する」とし、「技術的不具合の多くを解決することができたが、全ての参加者に素晴らしい経験をしてもらうことはできなかった」と述べた。

  初期の熱狂が冷め、ゲームに夢中になっていた最も忠誠心のあるプレーヤーが減少しても、ナイアンティックは、新しいポケモン数十匹を含むコンテンツを継続的に追加している。開発業者らはポケモンの育成や訓練、トレーディングなどの機能の追加について議論している。

  シカゴでの失敗は、ポケモンGOのいら立たしい限界をファンに露呈したが、このゲームは本来、スマートフォンに表示された拡張現実の中での他のプレーヤーとの交流を促すものだ。ポケモンGOは発売初月に、ゲームが事実上できなくなるサーバー関連の不具合を経験した。こうした問題の解決は、最大20人のプレーヤーがグループを組み、大きくて悪い「伝説の」モンスターを捕獲するレイドバトルシステムが導入される中、特に重要だ。

  ただ、プレーヤーが集まってもゲームをすることすらできないなら、ほとんど意味がなさそうだ。

原題:Pokémon Go Never Went Away—and Neither Did Its Technical Woes(抜粋)

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