ドイツの自動車メーカーが数十年間にわたり技術の談合を続けていたとの疑惑を巡り、事実を明らかにするよう従業員が各社に圧力をかけている。ディーゼルエンジンの排ガス不正操作に続く大型スキャンダルに発展するとの懸念から、ドイツ自動車各社の株式は急落した。

  フォルクスワーゲンではハンスディーター・ペッチュ会長が労組幹部にせかされる形で、「現在の状況に鑑み」、26日に特別監査役会を開催する。同社広報が24日電子メールで明らかにした。ダイムラーでは、先週明るみに出た談合疑惑に「従業員は当然ながら怒り、身がすくむ思いだ」と同社労使協議会の責任者ミヒャエル・ブレヒト氏は話す。事実であると確認されれば「明らかに重大な結果を伴うことになる」と同氏は続けた。

  この2社にBMWを加えたドイツ自動車3社の株価はそれぞれ、独誌シュピーゲルが21日に疑惑を伝えて以来少なくとも5.5%下落している。疑惑の内容は1990年代から3社が燃焼機関や排出システム、ブレーキ、変速機などの技術で談合していたというもので、欧州連合(EU)の競争当局も22日、談合の可能性を調査していると発表した。

原題:VW, Daimler Workers Push for Carmaker Clarity on Collusion (1)(抜粋)

最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中 LEARN MORE