ホワイトハウスの広報部長に就任したアンソニー・スカラムッチ氏はウォール街からホワイトハウスへの転身を果たした。しかし自身のヘッジファンド会社の中国企業への売却には時間がかかりそうだ。

ホワイトハウスの記者説明会でのスカラムッチ氏(21日)
ホワイトハウスの記者説明会でのスカラムッチ氏(21日)
Photographer: Zach Gibson/Bloomberg

  事情に詳しい複数の関係者によれば、スカラムッチ氏が創業したスカイブリッジ・キャピタルの中国の複合企業、海航集団(HNAグループ)への売却は対米外国投資委員会(CFIUS)によって先伸ばしされている。海航集団自体も、世界的な企業の合併・買収(M&A)やレバレッジ、不透明な所有形態のために当局の精査を受けている。またエネルギー、通信、金融企業に投資するRONトランスアトランティクもスカイブリッジへの出資を拡大している。
 
  スカラムッチ氏はこの1年、政権入りへの障害をなくそうとしてきた。およそ8000万ドル(約89億円)相当のスカイブリッジの株式約45%の売却の取り組みもその一つだったが、買い手の問題浮上で、売却は宙に浮いた形となっている。

  スカラムッチ氏は広報部長就任後初となる21日の記者説明会で、自分のビジネス権益は政府倫理局(OGE)とホワイトハウスの法務顧問の精査を受けており、「100%クリーンだ」と述べていた。
  
原題:Scaramucci, at White House, Has Unfinished Business in China (1)(抜粋)

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