日本銀行は長期ゾーンの国債買い入れを今年初めて減額した。7日には長期国債利回りなど市場金利の上昇基調を受けて、同ゾーンの買い入れ増額と指し値オペを実施していた。

  日銀の午前10時10分の金融調節で、残存期間5年超10年以下の国債買い入れオペを前回より300億円減額の4700億円と通知した。一方、1年超3年以下は2800億円、3年超5年以下は3300億円にそれぞれ据え置いた。

  日銀が長短金利操作の目標としている長期金利は7日午前に0.105%と2月以来の水準まで上昇していた。同日に日銀が残存5年超10年以下の国債買い入れを増額したことに加えて、指定した金利水準で無制限に国債を買い入れる指し値オペを5カ月ぶりに実施。こうした異例の措置以降、長期金利は低下基調となり、先週末は0.065%と6月30日以来の水準まで下げていた。

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  バークレイズ証券の押久保直也債券ストラテジストは、「日銀が残存5-10年の国債買い入れオペをきょう減らすのはコンセンサスではなかったこともあり、アナウンスメント効果は非常に大きい」と指摘。「増額に追われていた頃とは海外情勢が大きく変わった。金利低下局面になったので、国内でも金利上昇圧力が後退している。今なら減らせると判断し、早めに手を打ってきた」との見方を示した。  

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