24日の日本株市場で、株価変動材料のあった銘柄の終値は次の通り。

  東京製鉄(5423):前週末比3.1%安の930円。21日発表の2017年4-6月期(第1四半期)の経常利益は前年同期比84%増の48億2600万円だった。販売数量が期初計画を上回ったほか、生産数量増によるコストダウン効果もあり大幅増益を確保したが、SMBC日興証券では7日に通期業績予想を上方修正済みだったため、第1四半期決算は大きなサプライズはないと指摘。足元の鉄くず市況が同社の第2四半期や下期の前提を下回って推移している点や、下期からは同社計画に織り込まれていない副資材コストの上昇が見込まれる点を多少の逆風とした。

  花王(4452):2.9%安の6924円。1-6月期の営業利益は前年同期比7%増の870億円程度と従来計画820億円を上回ったもようと22日付の日本経済新聞朝刊が報道。国内外でおむつ伸びたほか、米国でも洗顔料などが好調だったという。立花証の福永幸彦アナリストは、今回の報道が好材料出尽くしと受け止められた可能性があると指摘。最終的に通期業績は会社計画を上回って着地するとみているが、報道で通期計画は据え置くと指摘されたことが影響した可能性があると述べた。

  青山商事(8219):3%安の3835円。みずほ証券は21日付で投資判断を「買い」から「中立」に、目標株価を5000円から3700円に引き下げた。主力事業であるスーツ市場の拡大は見込み難い上、10年ごろから行う事業領域拡大による利益貢献は小さく、今後3年間の株主資本利益率(ROE)は5%台に留まると予想した。18年3月期営業利益予想を会社計画と同じ225億円から207億円に下方修正。

  ベルシステム24ホールディングス(6183):4.5%高の1232円。三菱UFJモルガン・スタンレー証券は21日付で目標株価を1400円から1600円に引き上げた。投資判断は「オーバーウエート」を継続。人手不足を追い風に売り上げ拡大が続くほか、価格適正化による収益性改善もあり、18年2月期営業利益は98億円と会社計画93億円(前期比14%増)を上回ると予想した。

  ダイセキ環境ソリューション(1712):6.2%高の1398円。いちよし経済研究所は21日付で投資判断を「A(買い)」、フェアバリューを2000円とし調査を開始した。洗浄処理施設の投資が完了し、処理能力増強が今後の成長ドライバーになると分析。東京五輪に向けた建設投資の活発化などで土壌汚染対策市場が拡大し、年率平均10%台の中期利益成長が可能とみる。18年2月期の営業利益は20億円と予想。会社計画の18億9400万円を上回ると見込んだ。

  三協立山(5932):3.2%安の1548円。ドイツ証券は21日付で目標株価を1600円から1500円に引き下げた。投資判断は「ホールド」で継続。建材事業を中心とする国内事業での競争環境悪化、原材料価格の高騰や投資負担の増加を織り込み、18年5月期の営業利益予想を88億円から50億円に減額した。会社計画は43億円。

  東洋製缶グループホールディングス(5901):3%安の1796円。メリルリンチ日本証券は21日付で主力の包装容器事業の業績予想を引き下げたほか、構造改革のための先行コストも従来想定以上に重く、改革が利益率や株主資本利益率(ROE)に寄与する兆しはまだ見えないと分析した。同証による18年3月期営業利益予想を305億円から300億円に減額。会社計画は290億円。

  KIMOTO(7908):9.3%安の263円。21日発表の4-6月期の営業損益は5400万円の赤字となり、前年同期の1900万円の黒字から悪化した。日本や東アジアでIoT関連製品向けの高付加価値品の販売が減少したほか、北米工場製造品も減少した。

  千趣会(8165):9.8%安の721円。17年12月期の純損益計画を10億円の黒字から104億円の赤字に下方修正すると21日に発表。第2四半期決算で通信販売事業の減損損失を計上するほか、繰り延べ税金資産を取り崩す。年間8円としていた配当計画は無配とする。

  安藤・間(1719) :8%高の773円。東京電力の福島第一原子力発電所事故の除染事業をめぐり作業員の宿泊費の領収書を改ざんさせていた事件で、同社が委託した調査委員会が、過大請求や不正受給はなかったとの報告書をまとめたと共同通信が24日に報道した。

  ジェイ・エスコムホールディングス(3779):20%高の157円。18年3月期の営業利益計画を1200万円から4100万円に上方修正すると21日に発表。前期は5900万円の赤字だった。第1四半期から開始した通信販売事業で広告宣伝費を見直した結果、販売管理費が減少する。

  メディアシーク(4824):80円(16%)高の575円ストップ高。スクール業務向け管理システム「マイクラス」のクラウド業務パッケージが早稲田大学の新規事業の管理システムに採用されたと24日朝に発表した。他校などへの将来的な採用拡大を見込む買いが入った。

  白洋舍(9731):5.2%高の3165円。17年12月期の営業利益計画を13億6000万円から14億5000万円に上方修正すると21日に発表。前期比3.8%の減益予想が一転、2.5%の増益見込みになった。クリーニング事業で高価格帯の需要が増加、レンタル事業では全国規模の小売・飲食業などからの需要が増えている。 

  篠崎屋(2926):24%高の165円。未定としていた17年9月期の営業損益計画は8200万円の黒字と24日午後に発表。前年同期は5700万円の赤字だった。第3四半期までの豆腐など大豆製品の直営店売上高は減少したが、顧客数減少を単価で補えるよう対策を講じているとしている。期末配当計画は2円50銭(前期1円)。

  コクヨ(7984):4.1%高の1555円。17年12月期営業利益計画を160億円から前期比8.8%増の168億円に上方修正すると24日午後2時に発表した。上期は商品ミックス改善、コストダウン、円高効果などで売上総利益率が向上した。年間配当計画も24円50銭から27円に引き上げ。

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