英銀バークレイズの顧客は欧州連合(EU)の新規制の下で無料リサーチが禁止された後、同行の株式アナリストから最高級パッケージのサービスを受ける場合、最大35万ポンド(約5050万円)を支払う必要が出てくる見通しだ。主要行が提供する株式カバレッジの料金が公にされるのはこれが初めて。

  ブルームバーグ・ニュースが内容を確認した料金関連の文書によれば、バークレイズは「ゴールド」と「シルバー」、「ブロンズ」の3つのレベルのサービスを提案。プレミアムパッケージにはリポートへの無制限のアクセスとフィールドトリップ(実地調査)、アナリストや企業幹部と時折持つことができる1対1のミーティングが含まれる。欧州のリサーチを読むだけのアクセスを提供する最安値パッケージは3万ポンドからとなる。

  「トランスアトランティック」のゴールド・パッケージの35万ポンドという料金は渋々払うとしても、バークレイズの顧客の最終的な支払額はさらに増える可能性がある。料金関連の文書によると、「ビスポーク(オーダーメード)」のアナリスト作業やコーポレートアクセスは別料金となる。さらにフィールドトリップやインダストリーイベント、経営陣との会合は同行の裁量で行われ、アナリストとの1対1のミーティングも「制限」があるという。

  事情に詳しい関係者1人が匿名を条件に語ったところでは、これらの料金は流動的でなお変更される可能性があり、全ての顧客に適用されないこともあり得る。バークレイズの広報担当者は、コメントを控えている。

MiFID2とは-QuickTake

  来年1月に施行されるEUの金融・資本市場の包括的な規制、第2次金融商品市場指令(MiFID2)の下では、資産運用会社が銀行などに支払う取引手数料と銀行側の投資リサーチ費用を切り離すことが義務付けられる。

原題:Barclays ‘Gold’ Equity Research Post-MiFID May Cost $455,000 (1)(抜粋)

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