中国当局のレバレッジ解消キャンペーンがこれまでで最も難しい相手を標的にしつつある。公的部門それ自体だ。

  当局はこれまで中小銀行や大手民間企業が積み上げた債務を重点対象としてきたが、習近平国家主席は地方政府当局や巨大国有企業も借り入れ抑制が必要だということを明確にした。14、15日の全国金融工作会議での習主席の発言は、債務バブルが将来的に破滅的なデフレを引き起こすのを避ける決意をあらためて示唆する内容だった。

  中国共産党の当局者は地方当局レベルにせよ寡占的な国有企業のトップレベルにせよ、何十年にもわたって借り入れで成長資金を賄い出世してきたため、そのレバレッジ抑制は恐らく最も困難だ。共産党は国家レベルの成長目標を維持しており、それが党幹部の考え方を変えるのを難しくしている。しかし中国の経済成長率は足元で目標を上回っているため、借り入れ取り締まりの時期は熟しているかもしれない。

  バンク・オブ・アメリカ(BofA)メリルリンチの大中華圏担当チーフエコノミスト、喬虹氏(香港在勤)は「より深く、長期的で徹底した取り組みによって中国経済のレバレッジを減らすめったにない機会を当局が捉える公算が大きい」と指摘。「2017年下期と18年に追加措置が打ち出されると予想している」と述べた。

  習主席は金融工作会議で、国有企業のレバレッジ抑制を「最優先課題」とすべきだとし、地方の債務を増やす当局者には「生涯にわたる」説明責任を求めると言明した。

原題:Xi Jinping Turns China Deleveraging Cross-Hairs to Fresh Targets(抜粋)

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