国際通貨基金(IMF)は「予防的なスタンドバイ取り決め(SBA)」に基づく条件付きのギリシャ向け救済融資を承認した。ユーロ圏の債権国の多くが求めていた今回の承認によって、IMFが支援プログラムに復帰するかどうかを巡る過去2年間の臆測に終止符が打たれる。

  IMFは20日、最大18億ドル(約2015億円)の新たな融資枠を理事会が「原則」承認したと発表。ユーロ圏諸国がギリシャに債務軽減を提供することがIMFの融資実行の条件となる見通し。

  IMFは債務が完済できないほど多額と見なされる国への融資に抵抗し、ユーロ圏財務相会合(ユーログループ)もギリシャにより寛大な返済条件を提供することに消極的だったが、SBAを承認する今回の決定は、6月に成立した両者の妥協を反映するものだ。

  ユーロバンク・エルガシアスのエコノミスト、タソス・アナスタサトス氏は「直ちに支払いが実行される見通しがないとしても、IMFの参加は全ての当事者にとって有益だ」と指摘。ユーロ圏の各国政府にとってギリシャに「規律を守らせる仕掛け」となる一方、ギリシャにとっては何らかの債務軽減を要求するための手段が与えられることになると述べた。

  ギリシャ政府のディミトリス・ツァナコプロス報道官は20日にアテネで記者団に対し、債券市場の環境を政府として注視しており、適切なタイミングと考えられる場合のみ市場に復帰すると語った。

原題:Greece Approved for $1.8 Billion Conditional Loan From IMF (1)(抜粋)

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