20日の米国債市場では、10年債がこの日の高値から引けにかけて値を消す展開。低調な10年物インフレ連動債(TIPS)入札が手掛かりとなった。

  10年物TIPS入札では、最高落札利回りが発行前取引の利回りを5.7ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上回ったほか、落札全体に占めるプライマリーディーラー(政府証券公認ディーラー)の割合が2014年9月以降で最大となった。

  ニューヨーク時間午後4時59分現在、10年債利回りは前日比1ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)下げて2.26%。  

  10年債TIPS入札(発行額130億ドル)の結果は、最高落札利回りが0.489%となった。需要を測る指標の応札倍率は1.98倍と、過去3回の平均(2.41倍)を下回り、08年7月以来の低水準。

  落札全体に占めるプライマリーディーラーの比率は39.5%と、14年9月以降で最高。間接入札者の比率は52.5%に低下。プライマリーディーラー以外の直接入札者の比率は8%だった。

  午前中の取引では、欧州債やドル・円相場の動きが大きく影響。またブロック取引での買いや、モラー米特別検察官がトランプ大統領のビジネスにも捜査網を広げているとの報道を受けた逃避の流れも、米国債相場を支えた。

原題:U.S. Treasury Sells 10-Year Indexed Notes at Yield of 0.489%(抜粋)
原題:UST 10Y TIPS Auction Tails; Primary Dealer Award Surges(抜粋)
原題:Treasury Gains Erased After Poor TIPS Sale, Late USD/JPY Advance(抜粋)

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