英国の欧州連合(EU)離脱を巡る第2回協議の終了に当たり、EU側交渉責任者のミシェル・バルニエ氏は妥協案の提示を拒否するなど、強硬な姿勢を堅持した。交渉相手である英国のデービスEU離脱担当相に対しては、同国の姿勢をより明らかにするよう迫った。

  バルニエ氏は20日、ブリュッセルで記者団に「第1回協議は組織について、第2回はプレゼンテーションについてだった。第3回は明確化についてでなければならない」と指摘した。

  4日間にわたった第2回協議では、英国の姿勢のどの分野についてEUが詳細を求めているのか確立することに主に成果があった。デービス氏も「時計の針が進んでいる」との認識でバルニエ氏と一致したものの、英国内のEU離脱派が容認できない離脱後のEU司法裁判所の役割など、両者の重要な対立点は依然解消されていない。

  デービス氏は「互いの立場を理解する上で進展があったことは心強い。解決に導くには両者の柔軟性が求められる」と語った。一方、バルニエ氏は英国の「EU離脱は重大な決定であり重大な問題だ。重大かつ深刻な影響を伴う。われわれは深刻に捉えている。交渉では妥協が必要だと承知しているが、まだそこには達していない」と論じた。

  第3回の協議は8月最終週に予定されている。メイ英首相の報道官は20日、次回交渉では離脱に伴う清算金を優先課題にすると発言。デービス氏も同日、両者とも「お互いへの責任を解決することが重要」だと認識していると述べた。

原題:Brexit Talks End With Key Divisions as Barnier Seeks Clarity (1)(抜粋)
Brexit Talks End With Key Divisions as Barnier Seeks Clarity (3)(抜粋)

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