米プライベート・エクイティ(PE、未公開株)投資会社KKRの不動産部門責任者、ラルフ・ローゼンバーグ氏は19日、英国の欧州連合(EU)離脱決定が経済に影響を及ぼす中、ロンドンの高級不動産価格は最大10%下落する可能性があるとの見方を示した。

  同氏はブルームバーグテレビジョンとのインタビューで、英国のEU離脱計画は不動産価格に十分に織り込まれておらず、ロンドンの「中核的な資産」の価格が5-10%程度下がっても驚かないと指摘。商業用・住宅用不動産のいずれにも言及した。昨年の国民投票でEU離脱が選択された直後は、外部の投資家がポンド安を利用して買いに走ったことから、ロンドンの高級不動産価格は急上昇していた。

  ロンドンの商業用不動産市況は流動的で、メインの金融街にあるオフィスビルは賃料が下がっているにもかかわらず、価格は上昇。それとは対照的に、空室リスクがあるか再開発が必要な資産は値下がりしている。国民投票の結果を受けて、投資家がよりリスクの高い資産を避けているためだ。ドイツ銀行の資産運用部門は3月時点で、ロンドンの高級オフィスの価値が年内に最大20%下落する可能性があるとの見通しを示していた。

原題:KKR’s Rosenberg Says London Property Prices Could Fall 10% (1)(抜粋)

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